さくらんぼの受粉について
何かについて調べていくと、どんどん疑問が湧いてきますね!
どうやって出来るのだろう?と思い、調べると意外な事実に出会い、わくわくします。
今日は、さくらんぼの受粉について、お伝えします。
意外と、驚く内容ですよ♪
さくらんぼの受粉について
さくらんぼの花は、中央に雌しべが1本あり、その周りに雄しべが多数あります。
花の中央に少し太めの薄い黄色い頭をしているのが雌しべです。
受粉の条件
受粉がうまくいくためには下記のような条件が必要です。
1.品種の違う花がそろって咲いていること
2.開花時期の気温が適切であること
昼:20~25℃程度 夜:5~7℃程度
3.雨風にあたらないこと
4.花粉を運ぶミツバチやマメコバチなどの訪花昆虫がたくさんいること
花粉の種類
さくらんぼは、自家不親和性という性質があります。
一部の例外を除き、自分と同じ品種の花粉では上手く受粉しません。
よって、受粉は違う品種同士で行う必要があります。
Aグループ
佐藤錦、グロリアス・スターク・ゴールド、南陽
Bグループ
紅さやか、紅てまり、高砂
Cグループ
正光錦、香夏錦、紅秀峰
Dグループ
ナポレオン
上記のグループ内では、上手く受粉できません。
違うグループ同士で受粉させますが、それにも相性があります。
例えば、日本を代表する佐藤錦には、ナポレオン、高砂、紅秀峰、べにさやか、香夏錦の花粉が相性のよい種類です。
受粉一つをとっても、しっかり調べて行わないと上手くいきません。
受粉作業
基本的には、ミツバチや、マメコバチが行います。補助的に、人工授粉を行います。
よく行われているのは、棒の先に水鳥の羽を巻きつけた道具(毛バタキ)や受粉棒を使って受粉させます。
受粉と一言で言っても、花によって全然違いますので、ご興味ありましたら、調べてみると面白いですね!
さくらんぼは、本当に手間暇かかる果物です。
農家の方の、丁寧な作業の上に、おいしいさくらんぼが出来ています。
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