さくらんぼの「んぼ」ってなんだろう?


私は、普段全く意識しないのに「なぜそんな名前なんだろう。」って思うと、急に色々気になったりすることがあります。

例えば「さくらんぼ」。「さくら」の意味は分かりますが、「んぼ」ってちょっと謎ですよね。

今日は、その諸説を紹介していきます。

さくらんぼの語源について

「桜桃(さくらもも)」が変化した説

さくらんぼは別の名を「桜桃(おうとう)」といいます。音読みだと「おうとう」ですが、訓読みだと「さくらもも」ですよね。

「さくらもも、さくらもも…、さくらも…、さくらんぼ。」という風に「さくらもも」が訛って、さくらんぼになったという説。

「桜の坊」が変化した説

さくらんぼの木と春に満開になる桜の木は、同じ桜でも種類が違います。でも、さくらんぼは桜の木になった実(子供)には違いありません。

ということで、実を「坊」と擬人化して「桜の坊(さくらのぼう)」になり、そこから「の」が「ん」に変化して「さくらんぼ」と呼ばれるようになった。という説もあります。

または、実が丸くて坊主頭に似ているから「坊」という説もあるようです。

実際に「桜坊」と書いて「さくらんぼ」と読むようですね。
(辞書では「桜ん坊」とかいて、「さくらんぼう」と表記しているものもありました。)

こう書いてみると、「桜の坊」が変化したという説が何だかしっくりくるような気がします。

他にもイワシやキスをみりん醤油につけて、干した「桜干し(さくらぼし)」に由来がある、という説もあるのですが、そうなると魚介類から果実の名前が付いたということなんですよね。

もし、それがれっきとした語源なら、名付けた人に「どうして?」と聞いてみたいものです。


いつもは「おいしい!」しか言わない自分ですが、今度さくらんぼを食べるときはこの話をして、ちょっと優越感に浸ってみようかと思います。


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