さくらんぼの種類って?いつから食べられていたの?


何気なく食べているさくらんぼにも様々な種類があり、また歴史もあります。

今日は、さくらんぼの種類や歴史を紹介します。

さくらんぼの種類

【甘果オウトウ】 西洋実桜(セイヨウミザクラ)

甘さが強く、私達が食べているさくらんぼです。

イラン北部からヨーロッパ西部にかけての産地が原生地とみられ、
今でも野生のオウトウがあります。

寒冷地が適しているさくらんぼは、ヨーロッパを中心に世界へ広がりました。

【酸果オウトウ】 西洋酢実の実桜(セイヨウスミノミザクラ)

酸味が強いので、ワインやジャムなどに加工され、日本ではほとんど栽培されていません。

黒海周辺のコーカサス山脈の南辺りがふるさとと考えられています。

コーカサス地域は、多様な果樹のふるさとであり、甘果オウトウや酸果オウトウの
野生種の原生が確認されています。

紀元前4000年程のころに、ヨーロッパ中央部の低地に暮らしていたとされる
古代スイスの湖棲民族の遺跡からタネが出土しています。

紀元前65年に、ローマ軍の将軍ルクルスが、黒海の南沿岸にあった
ケラサスという都市に侵攻した際、その地に生えていたさくらんぼを気に入り、
ローマへ持ち帰ったとされています。

【中国オウトウ】 支那の実桜(シナノミザクラ) 唐実桜(カラミザクラ) 
支那桜桃(シナオウトウ)

収穫できる時期が最も早い品種で、日本でもわずかに栽培されています。

中国では、このさくらんぼを桜桃と言います。

中国全土にわたって、古くから栽培されていたようで、
前漢時代(紀元前206年~8年)頃から宮廷の果樹として、特に重要視されていたと言われています。

詳しくは解明されていないのですが、同じ種類のものが他の地域にないことから、
中国内のどこかに原生地があるとされています。

甘くて可愛いサクランボは、古代から食べられていた歴史があり、
鳥や人によって世界に広げられました。


うーん、こんなに古くからさくらんぼが食べられていたなんて。
ぜひご家族で食べるときなど、さくらんぼは6000年前の人も食べていたんだよ!
と話してみてください♪


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