さくらんぼの品種って何種類あるの?
スーパーでよく見かけるものでも数種類あったりと、フルーツの品種って、たくさんありますよね。
きっと私たちが見かける品種って、氷山の一角なんでしょうね。
さくらんぼも例外でなく、なんとその数30種類以上。今日はさくらんぼの品種のごく一部をご紹介いたします。
サクランボの品種について
佐藤錦
大正元年、佐藤栄助さんが、ナポレオンと黄玉の交配で作った品種です。
糖度は、16~18度ですが、20度を超えることもあり、甘みと酸味のバランスが絶妙で人気があります。
実の平均の大きさは6g程度、果肉は乳白色で、どちらかというと柔らかめです。
現在生産されているさくらんぼの3/4を占める程の人気の高い品種です。
品質が良く、甘く、雨にも劣化しにくいというところから、多く生産されています。
<収穫時期> 中生種で、6月中旬~7月初旬頃。
満開時期から数えて50~55日で収穫できます。
南陽
身体に吸収されやすい糖質を多く含んでいる為、病後の回復に適した食物です。
小さくて食べやすく、程よい酸味と甘みがあるので、食欲がない時も食べやすい果物です。
ナポレオン
明治5年に、ヨーロッパから日本へ導入され、明治から昭和を通して最も生産された品種。
糖度は、13~15度程度、完熟する前は酸味が強く、完熟すると美味しくなります。
実の大きさは6~7gのハート型で、果肉はクリーム色で、肉厚、果汁も多く、加工に向いています。
<収穫時期> 晩生種 6月下旬~7月上旬。
開花後60~65日で収穫できます。
高砂
明治5年にアメリカから導入され、1911年に高砂と命名されました。
糖度は、13~15度程度で、果肉は乳白色で、黄色い部分がやや目立ちます。
実の大きさは、5~6gで大粒にはならず、種が大きいのが特徴です。
他の木との相性が良く、受粉樹としてよく植えられています。
一番多い産地は、山形を抜いて山梨県です。
<収穫時期> 早生種 6月上旬ごろ
ピング
輸入されるアメリカンチェリーの中で、一番収穫量の多い品種。
現在、カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州で栽培され、輸入量の9割を占める品種です。
実は大きめで、ふっくらと丸みがあり、皮も果肉も赤紫色。
酸味より甘みが強く、固めなので輸出入や加工に向いています。
<出回る時期> カリフォルニア産 5~6月 ワシントン州産 6月~7月
レーニア
1952年にピング種とヴァン種の交配から生まれた実生を選抜育成した品種。
日本のさくらんぼに似ているが、黄色味の強いクリーム色に鮮やかな赤が生える色合いが美しい。
糖度は20度以上あり、大粒で肉厚。果肉は乳白色でクリーミーな甘さが強く、ファンも多い。
鳥により1/3は食べられてしまうため、収穫量が少なく高級になっています。
<出回る時期> 7月初旬から中旬あたりまでと短い
月山錦
現在の中国のオウトウの品種ですが、月山錦の樹は現在中国には残っていません。
糖度は16~18°で酸味が少ないので甘みが強く、果皮は黄色、果肉は硬く軟化しにくいのでに日持ちが良い。
実は9gを超える大粒。
栽培がとても難しく、市場になかなか出回らない希少品種です。
<収穫時期> 晩生種 6月下旬~7月上旬
モンモレンシー
酸化オウトウ(サワーチェリー)の種類で、日本ではほとんど栽培されていない。
ヨーロッパでは、広く栽培され、ジャムやジュース、ケーキなどに使われています。
中国オウトウ
江戸時代初めに中国から日本に入ってきたさくらんぼ。
別名カラミザクラ、シナミザクラ、シナオウトウ。
実は小さく、さくらんぼの味はするが、商品としては流通していません。
<収穫時期> 極早生種 さくらんぼの中で最も早い
30品種以上ある中から9品種、日本にゆかりがある品種を紹介してみました。
なかなかすべてを食べることは大変かもしれませんが、味くらべをしていくのも面白いかもしれないですね!
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