さくらんぼの植え付けから収穫まで


国産だから良いという訳ではないけれど、やっぱり美味しい国産の果物ってありますよね。

初夏の知らせのように店頭に並ぶ「さくらんぼ」。畑のルビーと称されるほど、小さくて可愛くて、そして美味しい果物です。

今回は、当店でも人気の高い「さくらんぼ」についてお伝えします。

さくらんぼが収穫されるまで

さくらんぼって、どんな風に木になっているの?どんな花が咲くの?なんて意外と知らなかったりしますよね。

今日は簡単にさくらんぼが苗木で植えられ、収穫されるまでをお伝えします。

植え付け

さくらんぼは、苗木で購入し、土に植え付けする場合と、接木で育てる場合があります。

植え付けは、2~3月ごろ、雪がとけた春先に行います。

1年目

主軸となる上にまっすぐに伸びる幹は、主幹と言って毎年先端を切り剪定します。

この剪定によって、次の新しい枝が生えやすくなります。

実が生る枝を結果枝(けっかし)と言って、出来るだけ土と並行に伸びるように引っ張って調整します。

横に枝を伸ばすことにより、花芽がつきやすくなります。

2年目

1年目と同じように枝を調整して、木を大きくしていきます。

20センチ以上伸びた枝の根元から2~3㎝以外の小さい枝葉は切り取ります。そうすることで、花芽がつきやすくなります。

3年目

ようやく花が咲き始めます。花が咲いたら、受粉をします。花が咲いて実が生る場所を花束状短果枝といいます。

平均で1カ所の花束状短果枝から5~6個の実が生りますが、2~3個になるよう実を取ります。

これを摘果といいます。

摘果することによって、大きくジューシーなさくらんぼになります。

サクランボは、植えて3年目でようやく収穫できるようになります。

農作物は、じっくり丁寧に育ててこそ、美味しい実がなります。